
成績が上がるって、どういうことだろう?「成績」と「学力」の違いを考える。
こんにちは。コーチの松本です。
「頑張っているのに、成績が上がらない・・・」みんなからよく聞くセリフです。
学生のみんなが勉強を頑張っている大きな理由のひとつは、『成績を上げるため』だと思います。
「成績」と「学力」の違い
勉強を頑張ることで必ず上がるもの、それは「学力」です。
勉強をすることで、昨日の自分よりも絶対に学力が上がります。
しかし、「自分なりに」勉強を頑張っただけでは、「成績」は上がらない可能性があります。
なぜなら、「学力」は過去の自分との比較、「成績」は周りとの比較だからです。
成績を上げるためには、自分が置かれている「周り(環境)」を意識する必要があります。
比較対象は何?
誰と競っているのか、どんなテストで競っているのか、
今の自分の学力の位置はどうなのか、周りはどれくらい学力を伸ばしていっているのか、など、
環境には、たくさんの要素があります。
「成績を上げたい」=「学力を伸ばす」+α が必要であると知っておくことが重要です。
「じゃあ、勉強しても意味ないの?」と感じたかもしれませんが、決してそうではなく、
むしろ、勉強のやりはじめは、「成績」ではなく、「学力」を気にしたほうがいいですよ。
っていうお話です。
意識すべきポイント
走るのに例えると、はじめは「順位」ではなく「タイム」を気にしましょう、ということ。
昨日の自分のタイムを超えること。伸びている実感を得ながら、練習に取り組むこと。
これが最終的に成績を上げるポイントです。
いきなり成績を上げることを気にせず、学力という視点で、自分を鍛えていきましょう!
具体的には、昨日よりも覚えている単語が多ければ、学力はあがっていると見なせます。
問題を解くスピードが昨日よりも速くなった、ケアレスミスをしにくくなった。これもそうですね。
そういった一歩の積み重ねができていれば、結果はついてくるよ、ということです。
実はこれ、学校で普段行われている小テストに取り組む姿勢で分かります。
小テストは内申点に関係ない、テスト範囲じゃないものも出る、などと理由をつけて、
おろそかにしていると結局、成績は伸びにくいわけです。
保護者の方へ
そして、保護者の方も、ぜひ頑張っているお子さんに対して、
「学力が伸びている」という視点で接していただきたいです。
そうすることで、お子さんは、さらに勉強を頑張れるようになりますよ!
