コーチングと言われてもピンとこない、結局何をするの、という方へ向けた内容です。
トリセツをして行く中で、子どもたちがどんな成長(変化)をしてくれたかを紹介します。
まだ受験のイメージが湧かず、どうしても普段から勉強をする気にならない
トリセツの中で、受験をする場合の年間スケジュールや、普段の学習量目安を本人に伝えました。そうすることで、「じゃあ今の時期は○○をしないと」と自分で逆算して決めることができるように。誰かが決めたわけでもなく、自分の将来に向けて自分で決めたことだからこそ、自然とやらなきゃと感じて行動が変わりました。
暗記をしているけど、どうしても結果につながらず、気づけば苦手教科認定していた
具体的に普段やっている暗記方法を聞いてみると、
・ワークを解いて採点して、やり直しを2回くらいしている
・単語リストを作って、眺めて覚えている
など、自分で考えた方法をやり続けているケースもあります。これではなかなか長期記憶にはなり辛いのですが、「やっているのにできない」=「暗記が苦手なタイプ」と勝手に解釈してしまい、可能性を狭めてしまっている子も多くいます。
暗記のやり方をいくつか紹介するだけで、効果が変わり、今では他の教科の暗記でも活用してくれるようになりました。特に暗記が苦手な子ほど、自分でそこに気づき辛く、塾に通っていてもそういう話は意外と先生としないものです。定期的に話す機会があるからこそ、解決できた事例でした。
やりたいことはぼんやりあるけど、どうしたら良いかは分からない
「英語を話せるようになりたい」と考えている生徒が、そのためには留学生の多く在籍する寮のある大学を目指したいと自分で進路を決めたケースです。ともすれば、英語が得意という話で終わりがちな所を、本気で話せるようになるためには環境を変えるべき、そのためにはいくつか方法があるけど現実的なのはコレ、と、近くにいる大人(担任コーチ)と真剣に考える機会があったからこそ決められた事例です。
どこかでブレーキをかけて、そこまでしなくていいや、やりたいことはあるけど具体的にどうしたら良いかわからないから後回し、と考える子どもたちは意外と多くいます。一歩踏み出すだけで大きく変えられるのですが、どうしても自分ひとり、子どもだけで計画して進めていくのには高いハードルがあります。その背中を一押しできる瞬間があるから、トリセツという時間に価値が生まれていきます。
誰に何を言われても、勉強に気持ちが向かず、部活中心で過ごしてしまう
スポーツも勉強も、上達するのには多くの共通点があります。
・たまに長時間するよりも、短くても日々やる方が効果が高い
・基礎を疎かにしていると、結果につながりにくい
・目標を決めたり、目的をもった上で行動する方が集中して取り組める
など、理屈では理解できても、好きなスポーツと嫌いな勉強では、同じようにはできない子がいました。
この子の成長のキッカケは、部活で仲の良い子と一緒に勉強する時間を自分から作るようにした、という解決方法がハマりました。お互いに得意な教科はフォローすることで、自分にもより知識が深く身に付きますし、そもそも友達とならやる気の心配はいりません。自然と勉強時間が増えるようになりました。なんだそんなことか、と思われる人もいるかもしれませんが、こういう小さなキッカケを逃さず、言語化して次につなげていくのもトリセツだから出来ることでした。それに気づけるまで話ができる環境があったことが、塾に行っても効果が無かった子の大きな成長が見られた1シーンです。
頑張っていないわけでは無い。でも結果につながらない
普段から勉強時間もそこそこ取れている、でも学校の内容も難しくなってきたのもあり、成績は下降気味。という悩みを持っている子がいました。実は、性格的に真面目がゆえ、完ぺきを求めて普段まんべんなく勉強をしていることが分かりました。1教科にかける時間は必然的に少なくなってしまい、繰り返しの回数が単純に不足していました。武器を作ろうという話をして、「ここはやらない」と判断することで、やった範囲は確実に得点できる、という成長を見せてくれました。素直で真面目であることは大きな長所ですが、努力の方向性を少し変えるだけで、飛躍的に成果につなげることが出来た事例です。
行動してみたからこそ分かる、勉強の難しさ
「苦手な教科の勉強はどうしたら良いと思う?」と聞くと、「無料の解説動画を見て頑張る」と答えてくれる子がいました。ただ、実際にやったことがあるかと聞くと、それは無いとのこと。解説動画はたくさんあることや、自分のレベルや内容に適したものを探す難しさ、理解できた後の問題演習の必要性など、やってみて初めて気付くことも多くあります。困ったらこうすれば良いと思っている行動が、想定通りにいかないこともあるという気付きも、成長につながる一歩目となります。ここで、じゃあ今週そのやり方を試して感想を教えてねと伝えられるのがトリセツの強みでもあります。
目標点数はただの数字だった
次のテストの目標点を聞いた時、点数だけであればほとんどの子がパッと決めてくれます。でもそこで、「なんでその点数?」という質問にスムーズに回答できるかとなると、一気に人数が減ります。目標点の根拠まで考える機会は思っている以上に少なく、ここが明確になることで、やるべきこと、取れなかった時の悔しさにもつながります。テストを成長の糧にできるか、ただ現状の学力を測るツールとして使うかでは、大きな差を生みます。この学習計画を立てる力は、将来にもつながり、受験にも効果を発揮します。
1回だけチャレンジしてみよう、の強さ
テストの範囲が広いことに毎回げんなりしてしまう子がいました。もちろん、普段からテスト勉強につながる時間を確保していれば、その広い範囲をカバーできることは理解しています。でもテストが近くもない時期にテスト勉強しろって言われても…。という悩みを持っていました。ここの原因は、「じゃあ普段は何を勉強したら良いの?」というのが曖昧で、できることとしたら宿題くらいなもの、という点です。そこで、勉強する内容に困らないルール(その日学校でやった内容の復習のみ)だけ決めておき、1~2コマその時間を確保するようにしてもらい、テスト前は本当に自分がやりたい範囲に集中することができるようになりました。この経験が、成功体験となり、今では自然と習ったものは忘れないうちに復習する習慣が身に付いた事例です。
ご紹介したように、ひとりでは気づきにくい改善点を話しながら一緒に見つけ、本人が納得できる形で成長につなげられるのがNALUのコーチングのメリットです。
同じような悩みを抱えている方は、無料コーチング体験で、実感してみてください。
