【完全版】総合型選抜のために最初にやるべき事

令和6(2024)年度の九州大学の総合型選抜を例に、まず最初にやるべき事をまとめました。この記事は少し長くなりますが、しっかり読み込んで、今やるべきことを明確にしておきましょう。

STEP
人任せにしないと肝に銘じる

選抜方式は数が多く、日程もバラバラですので、学校の先生や保護者の方も、全て正確に把握するのが難しいのが大学入試です。自分で全てスケジュール管理するものだと理解し、誰かが期限を教えてくれるだろう、という気持ちは今すぐ捨てましょう。

※当然ですが、期限を過ぎたらどんな事情があっても絶対に受け付けてもらえません。

STEP
自分の目で「募集要項」を読む

大学の公式HPから募集要項をダウンロードしましょう。(ちなみに、142ページあります。)自分で一から目を通すことに意味があります。もし中身で分からないところがあれば、学校や塾の先生、保護者の方に聞きましょう。(7~8月頃にその年の募集要項が公開されます)

STEP
総合型選抜とはそもそも何かを知る

以前はAO(アドミッション・オフィス)入試と呼ばれていました。簡単に説明すると、ペーパーテストでは測りにくい能力を、面接や小論文などで評価する試験の事です。その測りにくい能力として、「問題発見能力・論理的思考力・応用力・意欲・責任感・協調性」などがあります。入学を希望する学部によって求められるものが違うため、そこに合わせた準備が必要となります。

STEP
区分と募集人員を知る

総合型選抜にはⅠとⅡの2種類があります。違いは「共通テストの結果を含むかどうか」です。学部によってⅠとⅡのどちらに当てはまるか、かつ募集人員は何名かを知っておきましょう。

STEP
入試スケジュールを知る

願書の提出時期から、実際の試験日、合格発表などをざっくりと把握しておきます。当然並行して一般選抜の対策も行っている時期ですので、直前に慌てることの無いように余裕を持った計画が必要です。STEP1にあるように、スケジュール管理は自分でやるのが当たり前です。

STEP
アドミッションポリシーを知る

アドミッションポリシー(入学者の受け入れ方針)が学部によって違うため、しっかりと読み込みます。ここでのコツは、希望する学部ではないものにも目を通し、「学部による違い」を見つけておく事です。ここにある求める学生像を理解しておくことは、調査書に書くべき内容や、面接での受け答えに深くかかわってきますので非常に重要です。

STEP
選抜方法・合否判定基準を知る

STEP3で面接や小論文と記載しましたが、ここでも学部による違いがありますので要注意です。例として、法学部は英語の試験が課されますし、小論文が不要な学部もあります。また、共通テストの結果を含む場合に、得点率目安や、得点率の非常に悪い科目があると不合格になる可能性があるなど、注意点が記載されているケースもありますので、把握しておきましょう。

STEP
共通テストの受験を要する科目を知る

こちらは言わずもがなですが、正確に把握します。「○○から2つ選択」など、勘違いしてしまうと非常に危険です。必須科目と選択科目も、学部や学科によっても違いがあります。注意事項も確認し、曖昧な部分は後回しにせず、必ず確認しておきましょう。

STEP
志望理由書の中身を知る

最後の方に各学部の志望理由書があります。どんなことを聞かれているのか、実際に今の段階で書いてみるのも良い経験になります。入学してどういった事を学びたいか、今までの経験をどう活かすかというものが多いですが、ふと立ち止まって自分について考える時間も重要です。

STEP
総合型選抜で実際に入学した人数を知る

募集人員に対して志願者や受験者の数、合格者の数を知っておきましょう。倍率も学部によってかなりバラつきがあります。あくまで参考値(年度によって変化するため)ですが、倍率が高い場合は共通テスト結果の重要度が上がるという認識は持っておきましょう。

STEP
事務手続きは保護者の方とも情報共有する

インターネット出願なのか、書類が必要なのか、検定料の支払いはどうするのか、郵送が必要なものは無いか、郵送方法に指定は無いか、など、細かくルールが決まっています。少し面倒に感じるかもしれませんが、STEP1にある通り、親任せにしてはいけません。ただ、検定料を自分で払う人は少ないでしょうし、抜け漏れがあっても良くないので、必ず保護者の方と一緒に内容を確認しましょう。

STEP
オープンキャンパスに必ず参加する

2023年度は8月5~7日で実施されていました。募集要項が公開された後ですね。入試本番の会場に一度行っておくことは、緊張感を和らげる効果もありますし、勉強へのモチベーションにつながります。当然無料なので、行かない選択肢はありません。

以上です。

紹介した12のSTEPを、実際にきちんと行っている高校生は決して多くありません。つまり、ライバルに差をつけるチャンスです。「身につけた情報を元に、学習計画を立て、実行する」ことが出来れば、総合型選抜での合格をグッと引き寄せることが可能です。

NALUでは、より具体的に今の現状に合わせてサポートしていきます。一緒に頑張りましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次