コーチングの言葉の意味
教育の場では、先生が授業・指導を行い、生徒に対して知識のインプットを行う「ティーチング」が一般的です。それに対して「コーチング」も重要と言われ始め、教育方法も進化してきました。
コーチという言葉自体は、スポーツクラブなどでよく聞くイメージがあります。実際、スポーツの戦術や、上達するための練習を教えてくれますが、その人をあまりティーチャー(先生)とは呼びませんね。
コーチングという言葉は、COACH(馬車)が由来となっており、目的地まで人・物を運ぶ役割があることから、コーチングは「相手が目的を達成する手助けをすること」という意味で使われています。スポーツクラブのコーチは、チームが勝利するという目的を達成する手助けをする人、と言えるわけですね。
そもそも自宅学習は難易度が高い
自宅学習が難しい理由は様々ありますが、その内の1つに「どんな科目や単元を、どのくらい勉強すべきなのかが分からない」というものがあります。
学校から宿題が出るから、それをやれば良いんじゃないかな?
ウチの学校宿題あまり出ないから、ハズレなのかも…
宿題の難易度と量によっては、必ずしもそうとは限らないんだ
宿題の難易度が簡単/量が少ない | 宿題の内容が難しい/量が多い |
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短時間で終わってしまい、 そこで満足してしまう | 解くのに時間がかかる、 たくさんあるとやる気が出ない |
繰り返しやる機会が無いため、 なかなか内容が定着しない | 終わらせるので手一杯で、 他の内容をする余裕がない |
学習の習熟度・理解度は人によってバラバラなのが普通です。また、志望校によって科目の優先度も違うよね。そのため、宿題は内申点確保のためには必要だけど、成績を上げるためには、宿題とは別に、自分のレベルに合わせたプラスαの学習が必須になってくるんだ
NALUのコーチングとは
NALUでは、コーチングを「自宅学習を整える(Treatment )ための打ち合わせ(Session)」と捉えています。その時間をトリセツと呼んでいるのですが、このトリートメントセッションから来ています。
その名の通り、まずは目標に合わせて必要な学習計画を立てるところからスタートし、それを達成するための作戦や工夫を一緒に考えたり、モチベーション管理を行う時間としています。
トリセツは定期的に(毎週 or 隔週)実施し、その都度週単位で振り返りを行います。部活や学校行事、家族との予定など、なかなか思った通りにいかない時も多々ありますが、その軌道修正がすぐに行えるため、三日坊主になりがちな自宅学習を「習慣化」させ、より質の高い自宅の過ごし方に変えていく事が可能です。
ガチガチのスケジュールで行動するのではなく、1週間の中で調整をしながら、自分に必要な量の学習を進めていけるよう、コーチがサポートしていきます。
例えば、土曜日の夕方に3コマの学習予定だけど、友達とお出かけする予定が入ったとしたらどうする?
水曜の夜に1コマ、土曜日の夜に2コマ増やしてバランスを取ってみようと思います。
その計画なら学習量も減らさずに過ごせそうね。こういう友達との時間があるからこそ、普段の時間が頑張れるわけだし、土曜日が楽しみだね。
他のコーチングとの違い
NALUのコーチングには、「12BOX(トゥウェルブボックス)」というメソッドが存在します。
- 既に規則正しい生活が出来ている人は、第2ステージから
- 自分なりの勉強のやり方・工夫はしているものの、結果につながっていない人は、第3ステージから
といったように、自宅学習と言っても改善ポイントは人によって違ってきます。その段階を12個に分けることで、無理なく少しずつステップアップしていく事が可能です。
最終的には大人になっても活用できる「自律した過ごし方」を身につけることをゴールとしています。
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