
IQ × EQ × SQ徹底解説
それぞれの意味
IQ(Intelligence Quotient)
EQ(Emotional Intelligence Quotient)
SQ(Social Intelligence Quotient)
が正式名称となっており、EQとSQはEmotionalとSocialが頭にくっついているだけで、Intelligence Quotientは知能指数と訳せますので、
- IQ:知能指数
- EQ:心の知能指数
- SQ:社会の知能指数
という直訳になります。これだけでもなんとなく意味は理解できますね。
実は他にもある
なんと、EQやSQすらまだ認知度はそこまで高くないと思いますが、
- AQ(Adversity Quotient):逆境指数
- CQ(Curiosity Quotient):好奇心指数
というものもあります。こちらはIntelligenceは含まれていません。
あまり増えすぎるのもどうなのかという気がしますので、本日はEQとSQまでの話に留めます。
今まではIQ、これからはIQ×EQ
IQは、
- 一般知識
- 言語表現力
- 記憶力
- 理解力
- 問題解決力
を測る指標としてのものに対し、EQは、
- 自己認識力
- 自己統制力
- 動機付け
- ストレス耐性
- 他人への共感力
- 社会的能力(他人との関係性や協力)
を測る指標とされています。
これは、文部科学省の定めた新学習指導要領の中で、「生きる力」として「学びに向かう力」「人間性」が重要視されており、EQと共通している部分があります。
つまり、IQだけではなく、EQも伸ばしていきましょうと国も考えているというお話ですね。
EQを上げると、
- 自分を客観視でき、得意不得意を把握できる
- 自分を律し、行動を制御できる
- 動機付けを行い、積極的に行動できる
- ストレスを感じても、乗り越えられる
- 相手の気持ちに共感できる
- 自分だけではなく周りと目的を達成できる
ということに繋がり、IQを高める(勉強を効率よく進める)手助けになると考えられます。
SQとは
EQのステージを1つ上にあげたもの、と考えると分かりやすいです。EQの中に、「相手の気持ちに共感できる」がありますが、SQが高い人は、「共感できた上で、適切な行動が取れる」となります。
ものすごく俗っぽく言うと、「コミュ力が高い」でしょうか。
相手の気持ちを汲み取るだけではなく、その先の結果への影響もあるため、社会人になってから特に求められる能力として定義されています。
勉強という観点で言うと、IQ×EQを意識しておけば、特に問題はありません。ただ、将来を考えた場合はSQも必要ですので、IQを高めるにも、SQを高めるにも、EQが非常に重要な指標と考えられます。
EQを伸ばすには
このEQで求められる能力は、NALUの12ボックスにも項目として含まれており、コーチングによってそれを伸ばしていく仕組みになっています。
EQの成長は目に見えにくく、数値化が難しいため、12個の項目を用意しました。是非活用して、「なりたい自分」を目指していきましょう。