令和6(2024)年度の九州大学の学校推薦型選抜を例に、まず最初にやるべき事をまとめました。
国公立大学の学校推薦型選抜の特徴として、
- 「指定校制」学校推薦型選抜は無い(公募制のみ)
- 1つの高校につき、学部ごとに数名
となっており、私立大学と比べると、狭き門という印象が強くなります。
大学の公式HPから募集要項をダウンロードしましょう。自分で一から目を通すことに意味があります。もし中身で分からないところがあれば、学校や塾の先生、保護者の方に聞きましょう。
公募制とはいえ、大学への推薦として過去の実績があるかは重要なポイントです。学校の先生に確認をして、そもそも学校推薦型選抜で九州大学へ推薦してもらえる可能性があるかを確認します。面倒くさがらず、直接自分から聞きに行きましょう。
九州大学の場合、下記学部のみ学校推薦型選抜の募集を行っています。
- 共創学部(定員10名)
- 歯学部(定員8名)
- 芸術工学部芸術工学科インダストリアルデザインコース(定員5名)
- 芸術工学部芸術工学科未来構想デザインコース(定員5名)
学部によって細かい違いがありますので、必ず確認しておきます。例としては、
- 数Ⅲを履修している
- 調査書の評定平均がおよそ4.0
- 共通テストの受験が必須で、その結果も合否判定に含む
といったものがあります。当たり前ではあるのですが、一定の学力基準を超えていないと、入学後に結局困ることになりますので、そこはクリアして下さいね、というお話です。
学校推薦型選抜、総合型選抜、一般選抜と、種類はあるものの、やはり必要なのは学校の成績だったり、学力がメインであることに変わりはありません。
- 日々の学校の授業をしっかり受ける
- 宿題や予習復習を行う
- 定期テストで結果を出す
これらが結局、どの入試形式に対しても有効かつ最短ルートであると理解しましょう。
やっぱりそんなに甘い話は無いのかぁ…
さすがにこれは、自分には無理そう…
学校推薦型選抜に関しては、同じ学校で希望者が多い場合はその中での競争でもありますし、厳しいルートであることに間違いはありません。ただ、結局ここを目指して努力をしておくことが、そのまま総合型選抜や一般選抜対策にもつながるため、目指して損になることは無いのも事実です。
また、学部によって数名ということは、他の学部や大学まで視野に入れると、意外とそれなりの数が学校によっては推薦枠として存在するケースもあります。
もちろん、大学はどこでも良くて、それなりの所に受かりさえすれば良いというわけではありませんが、ちょっと目指してみようかなというキッカケにしたり、要領よく合格を掴み取りたいタイプの人は、他の人が行動する前がチャンスです。
大事なのは、「情報を早く正確に掴み、行動する」ことです。
学校の先生や周りが動き始めたからやっと自分も、というタイミングで動くことの無いよう、NALUで一足先にスタートしていきましょう。
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