意外と難しい志望校選択
もし今あなたが選べる志望校が2つだけだったらどうでしょうか。どっちかと言えばこっちかな、と簡単に決められる人が多いかと思います。
実は、みなさんの先輩にあたる大学生が就職先の企業を選ぶときにも、同じく立ちはだかる大きな壁であり、非常に難しいのが進路の決定です。なぜなら、選択肢が多すぎるからです。
選択回避の法則(ジャムの法則)
お店に買い物に行ったとき、気になる商品はあったものの、値段や性能などがちょっとずつ違う10種類の商品が売られていたらあなたはどうしますか。
人は選択肢が多すぎるとき、損をしたくない、より良いものを選びたい、という気持ちが生まれ、最終的に脳が疲れてしまい、選ぶことを避ける行動を取ってしまうそうです。
だって、選ばなければ今この場で損はしないんですから。
※詳しくは「ジャムの法則」で調べると出てきますので、興味がある人はどうぞ
選択回避を“回避”する
つまり、志望校も選択肢が多すぎると、「(今すぐ)決めたくない」が勝ってしまうわけです。
そこで、秘訣をお伝えします。
志望校を直前になって変更するというのはよくある話です。気が変わったという軽いものから、理系から文系に大幅な進路変更する人も普通にいます。まずはそれを知っておきましょう。
家から通える距離である、自分のやりたいスポーツができる、ある程度知名度がある、今の学力との差がそこまで大きくない、などの簡単なフィルター(こだわり)をいくつか設定します。
選択回避をしてしまう理由の一つに、「違いが良く分からない」というのがあります。ネットで調べられる情報の他にも、集めてみると意外な発見があるものです。STEP2である程度絞れていれば、そこまで大変ではありません。
決めることから逃げないというのが重要ですので、この手順で5つ以内に絞ることができれば完璧です。
最後の絞り方
ここからは、いよいよ本気です。なぜ本気かというと、本気が役に立つからです。
もし志望校に推薦入試で挑戦する場合、ほぼ必ず志望理由を準備します。面接で聞かれることもあるでしょう。その時に、絶大な効果を発揮するので本気です。
あなたはどうして、ウチの大学を志望したのですか?
面接官も聞かないわけにはいかない、とっておきの質問
さぁ、なんと答えますか。3~5校すべてにこの答えを準備して書いてみましょう。それぞれ理由に違いがある場合は、改めてそれを比較して、志望校として最大3つまで決めてしまいましょう。
自分で調べられる範囲ではこれ以上情報も得られない、それぞれの違いが良く分からない、という人は、もう少しこのままお付き合いください。
自分探しの旅に出る
得られる情報には限界がありますし、それが古い情報だったり、人によってとらえ方が違ったりすることを考えると、やっぱりそう簡単に決めきれないのが人間です。
ということで、あとはその中に自分が実際に通ったとしたら、活躍できる・長所を生かせるかどうか、という基準で考えていきましょう。
- 心理テストを活用する
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有名なもので、MBTI診断というものがあります。その結果を元に、自分はこういう特性を持っている、という参考になります。100%信じる必要はありませんが、難しく考えないのも手です。
- 職業から選ぶ
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すでに興味のある職業がある場合、企業名まで調べて、そこに就職実績があるかどうかで判断しましょう。就職実績に載っている企業名を調べてみるのも良い方法です。
まとめ
志望校を決めるだけでも、非常に価値があります。それゆえに長々と記事にしました。
先延ばしにするメリットはありません。受験勉強の第一歩だと捉えて、まずは「志望校決定」にパワーを注ぎましょう。
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