私は暗記があまり好きではありません。なぜなら興味が無いものを覚えるのは退屈で、苦痛ですね。
という事で今回は、同じように暗記が退屈と思っているけれど、それでもやらなければならない方へ送る内容です。
ChatGPTに力を借りる
テキストや問題集を開くと、覚えるべき用語が太文字や赤文字になっていたりと、暗記すべき部分は比較的分かりやすくなっています。ただ、そもそも暗記をしようという気持ちになりにくいのが正直なところです。そういう時は、ChatGPTにお願いをして、楽しく解説してもらいましょう。例えばこんな感じです。
私は今高校生で、歴史を勉強しています。でも暗記は好きではなく、退屈に感じてしまいます。そこで、縄文時代の暗記に楽しく取り組むために、高校生が覚えるべき用語を含めた上で、私に縄文時代を楽しく説明してみてください。少し脚色はしても構いません。
こうすると、こんな回答が返ってきました。
知られざるリアルな縄文時代:縄文時代の人々は竪穴住居(たてあなじゅうきょ)と呼ばれる家に住んでいました。竪穴住居は半地下の家で、川の近くの高台のへりに建てられていたんです。この家は土葺(つちぶき)と呼ばれる屋根で覆われていて、木の骨組みを樹皮や土で覆って作られていたんですよ。土葺の竪穴住居は、寒さをしのぎながら暖かい生活ができたんですよ。
ChatGPTの回答より一部抜粋
本来であれば用語だけを覚えるだけだったものが、物語仕立てになっていることで、
- 竪穴住居が何で作られていたか
- 竪穴住居はどんな場所に作られていたか
- なぜ竪穴住居にする必要があったか
というのが当時の状況と共にイメージでき、暗記の手助けとなってくれます。
周辺知識がある事で道が開ける
同じく縄文時代に出てくる土偶について質問してみました。
土偶が完全な形で発見されることは珍しく、ほとんどが一部分が欠けている状態で見つかることも特徴的です。これにより、使用者が祈る際に意図的に土偶の一部分を欠いたのではないかと考えられています。土偶が一部欠けていることから、その土偶が祈願や儀式に用いられた後、何らかの形で使われたり捨てられたりした可能性があります。
ChatGPTの回答より一部抜粋
土偶についてただ暗記をする場合、「呪術や祭祀の道具として使われていた」と覚えるだけかもしれません。ただ、この話があることで、一部を欠いて自分で持つという事は、今でいうアクセサリーみたいに身に着けたりしていたのかも、と想像が膨らみ、記憶が深く定着しやすくなります。
注意点は1つだけ
膨大なWEB上にある情報からの返答なので、中には誤っている(古い)情報がある可能性もあります。そのため、教科書も必ず目を通すことは忘れずに注意しましょう。
大事なのはキッカケ
結局ここで言いたいのは、AIに頼りましょうではなく、苦手意識のある勉強に対して、ちょっとでも楽しくするための行動や工夫が重要、という話でした。
先ほども述べたように、情報が必ずしも全て正しいとは限りません。ただ、だからと言って退屈な暗記をやらないまま過ごすわけにもいきません。工夫次第で、紹介したものよりももっと楽しく、興味深い回答を引き出すことも可能です。
勉強が得意な人は、あまり意識せずこういった工夫をしながら、苦手な科目でも点数を取っているのかもしれませんね。昔から語呂合わせや覚えるための歌はありますが、全てに適用できるわけではないので、別のアプローチ方法として、ぜひ参考にしてみてください。
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