未だに根強い勉強アレルギー

今日も今日とて、テスト前だからと、渋々勉強をしに来てくれている子がいます。その頑張りはきっと無駄になりません、素晴らしいです。

タイトルに勉強アレルギーとありますが、勉強をしようとするだけで体調が悪くなるレベルのアレルギーではなく、勉強をしなければならないと頭では分かっているものの、前向きに取り組めない人に向けた内容です。

目次

時代によって変わってきた学習スタイル

かつては一部の塾でしか使われていなかった手法ですが、映像授業というスタイルが増えてきました。有名な講師の授業が受けられる、自分の好きなタイミングで進められるという強みがあります。

加えて、インターネットやスマホの普及により、動画を倍速で見ながら勉強をする、難しい部分は繰り返し何度も再生するなど、効率・自由度・手軽さが向上したことも一気に普及した要因となっています。同様に、オンライン指導やアプリなどの学習スタイルも増え、多くの選択肢の中から自分に合ったものを選ぶことができるようになりました。

また、テキストのデジタル化、テストのオンライン化により、文字を書く機会が自然と減ってきた結果、漢字テストや英単語テストで、頭には思い浮かぶものの正しく書けない、という相談を受けることも以前より増えてきた印象があります。

それでも変わらないもの

Google検索では「勉強 やる気」「テスト 意味」などで多く検索されており、勉強はどうにかして(頑張って)やらないといけないものという認識は変わっていない印象です。

やり方の選択肢も増え、進化したはずの「勉強」が、それでもまだ嫌なのは何故なのでしょうか。

根本的な原因

子どもたちと話をしていると、勉強を頑張れない理由はいくつかあります。

実はこれらの理由は、昔と大きく変わっていません。ただ、以前に比べて解消しやすくなっているのも事実です。とは言え、情報が多すぎるのもあり、自分で解決方法を見つけて実践するのは難しく、時代が変わっても問題が解消できていない理由の1つとなっています。

影響が大きいのは環境

勉強アレルギーを緩和するためにまず試してほしいのは「環境を変えること」です。

現在自分の勉強に対する気持ちを妨げているものは何か、それによって変えるべき環境も異なります。

そして、子どもたちは意外と環境一つで見違えるほど頑張ってくれるケースも少なくありません。本人のやる気が出るのを待つのではなく、別のアプローチとして参考にしてみてください。

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