小学生~中学生の子供を持つ保護者1009名を対象に実施した調査結果の記事がありました。
子どものコミュニケーション力は、どうやったら高めることができるでしょうか。
塾業界での経験談
20年間で3000件以上の面談を経験して感じたことは、
「保護者以外の大人に対して、どれだけ自分のことを話す機会を作ってきているか。」
がコミュニケーション力を大きく左右するということです。
子どもと保護者との会話では、どうしても事前の共通認識がありすぎるため、
主語が抜けたり、前提を話さなかったり、ということが起こりがちです。
保護者以外の大人とコミュニケーションを取ることは、子どもにとって、
とても貴重な場であり、成長を促す大切な経験だと感じます。
親戚・ご近所の方・学校の先生・クラブ活動のコーチ・塾や習い事の先生などが、
子どもにとって「保護者以外の大人」ということになるでしょう。
参考になった話
以前、幼稚園を経営されている知り合いの女性から、子育て・習い事について
興味深いお話を伺ったことがあります。
自分の子どもの習い事を決めるときには、その先生が子どもと
どれくらいコミュニケーションを取ってくれるかを重視した。
という内容でした。
習い事の先生との会話で、保護者では知りえない情報を聞き取ってくれたり、
子どもがきちんと話す訓練にもなったり、するからだそうです。
改めて、習い事・塾というのは、子どもの成長にとって、大切な役割を果たしているのだなと
身が引き締まる思いでした。