梅雨の時期に入ると、だんだん夏に向けた準備がスタートしていきます。
塾業界でも、夏期講習についての広告や、ご家庭からのお問い合わせが増えてくる時期になります。
相場はいくら?
当然塾によってピンキリですし、指導形態によっても大きく変動しますが、
小学生:2~5万
中学受験:5~15万
中学生:3~7万
高校受験:7~20万
高校生:4~9万
大学受験:9~20万
くらいの費用感です。
少子化の影響で、子ども1人当たりにかける費用が増えているなんてニュースもありますが、
この辺りはここ数年、劇的に変化はしてないイメージです。
ちなみに、2022年の調査だと、使う教育費1位は「神奈川県」で、年間56万程だそうです。
コスパ?タイパ?
こうなると、費用をかけるのであればどこが良いの?そこまでかける価値はあるの?
なんという意見がたくさん出てきそうですね。
実際お電話で問い合わせをいただく際にも、「夏期講習いくらですか?」という質問があり、
費用をお伝えすると、ありがとうございます。と電話を切られる方もいらっしゃいます。
もちろん予算があるとは思いますので、それからはみ出ていれば、中身を聞くまでも無い、
という気持ちは分かりますが、少し勿体ないです。
夏期講習を上手に選択するには
一番大事なのは、講習を受ける「目的」です。
塾に通う目的なんて、「成績を上げたい!受験に合格したい!」
に決まってるでしょ、と怒られそうです。
一旦落ち着いて、少し考えてみましょう。
- 苦手がはっきりしているので単元をピンポイントで解決したい
- 苦手が曖昧なので、広い範囲をまんべんなく復習したい
- 勉強自体に抵抗があるので、周りの雰囲気から刺激を受けたい
- 塾が初めてなのでどんなところか試したい
- 塾にでも行かないと、家でダラダラしてしまうので、それは避けたい
この辺りが定番ですね。でもそれぞれの目的は大きく違っています。
特定の期間で集中的にやるのが講習の特徴ですので、当然できる事と、できない事があります。
スポーツに例えれば分かりますが、1ヶ月みっちり練習するだけで、
試合に勝ち続けることが出来るチームなんて存在しませんよね。
安いから、近いから、長時間あるから、という理由で決めてしまうと、
なんとなーくやった気になり、なんとなーく効果があったような気はするけど、
終わってしまえば、またいつもの生活に戻ってしまいます。
講座がたくさんあるんだけど…
そういう時は、実際に問い合わせをした時に、塾の先生に聞けば一発です。
「●●という目的があるのですが、その目的と一致している講座はありますか?」
と確認して、いくつかの塾で比較すればOKです。
最後に
当然費用がかかるものですので、納得のいく、満足のいく講習を選ぶために、
少し立ち止まって「目的」を考えましょう。
その上で、やはり短期的な講習では、達成できないものもあります。
講習に限らず、まずは何故塾に行こうと思ったのか、どこならそれを解決してくれるのか、
それを軸に考えると、あまり思い悩むことなく判断できますので、是非参考にしてください。